【事例32】元交際相手との復縁を迫って行った強要未遂と児童ポルノ製造事例
解決結果
| 罪名 | 強要未遂、児童ポルノ製造 |
| 身柄の結果 | 少年審判終了まで収容 |
| 示談の有無 | 示談成立 |
| 示談金額 | 0万円 |
| 処分結果 | 保護観察 |
事件の概要
- ご依頼者(未成年)は、元交際相手(未成年)が復縁やそのための話し合いを拒んでいたにもかかわらず、「話し合いに応じないなら行動に出るから怒る前に連絡するように」などと脅して、元交際相手に対して連絡をさせるという義務のない行為をさせようとしました。元交際相手はその要求に応じなかったため未遂にとどまりましたが、こご依頼者の行為が強要未遂に該当するとして、警察に逮捕されてしまいました。
- また、ご依頼者は、交際期間中に元交際相手の性的な動画を撮影していたことが発覚し、捜査の途中で児童ポルノ製造の罪でも容疑がかかってしまいました。
- ご依頼者には、今までの非行を繰り返し、保護観察処分を複数回受けていた過去があったことから、少年院収容の不安を感じたご家族から依頼を受けて、弁護活動を開始することになりました。
- ご依頼者は未成年のため少年事件として手続が進んでいきました。
弁護活動
- 本事例の目標は、早期釈放の実現と保護観察処分の獲得(少年院回避)でした。
- そこで、早期釈放のため、勾留阻止活動に挑みましたが、過去の前歴や事件の性質を踏まえて勾留されてしまいました。また、勾留後は家庭裁判所に事件が送致されて少年鑑別所に収容されることになってしまいました。
- 示談活動については、被害者(未成年)と直接連絡を取ることができたので、法律事務所で面会をして事情を話しして示談金なしでお許しをいただくことができました。被害者からは嘆願書(保護処分を望まないことが記載された書面)をいただくことができました。また、被害者はご依頼者に宛てて最後のお別れの手紙を書いてくれました。
- また、ご依頼者はこれまでにも非行を繰り返していたので、再度非行を繰り返さないよう更生活動に着手しました。「事件の振り返って感じていること」「今後の更生方法について」「示談を踏まえた被害者への気持ち」「将来の目標」について考えてもらい、反省と更生を深めていきました。
- そして少年審判では、無事に保護観察処分の獲得(少年院回避)を実現することができました。
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この記事を書いた人
成瀬 潤
福岡弁護士法律事務所 共同代表弁護士
【学歴】
・法政大学第二高等学校
・法政大学法学部法律学科
・中央大学法科大学院
・司法試験(68期)合格
【経歴】
・某A法律事務所新宿支部にて勤務
・某A法律事務所福岡支部長に就任
・福岡弁護士法律事務所の共同代表弁護士に就任
【プロフィール】
大学時代に、尊敬する故・木谷明氏(元裁判官・弁護士)から刑事法を学び、刑事弁護士になることを志す。弁護士登録後は、刑事弁護人としての活動を重点的に行い、これまで受けた刑事事件の相談件数は2000件を超える。刑事事件のほか、交通事故事件・離婚事件・男女トラブルに注力する。座右の銘は「至誠通天」。
【弁護士からのメッセージ】
刑事事件の当事者は、家族や友人も打ち明けることもできず、不安な日々を過ごされていると思います。そのような時こそ、味方となるのが弁護士です。一人で抱え込まず、弁護士にご相談下さい。あなたに寄り添い、全力でサポートします。
【弁護士情報】
・福岡県弁護士会所属(登録番号:52748)
【メディア出演】
・フジテレビ「直撃LIVE グッディ!」
・フジテレビ「めざましテレビ」
・KBC九州朝日放送「土曜もアサデス。」